チャウチャウの飼い方・性格・しつけとは?かかりやすい病気や価格相場は?

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犬と猫とスキーが大好き。 ドッグトレーナー資格を持ち、 「犬の教科書をつくろう」の編集部員として執筆中!

チャウチャウの概要・歴史

チャウチャウは、2000年以上前から中国の広東省を中心に飼育されてきた犬種です。主に狩猟犬や番犬として飼育されていましたが、時には毛皮や食糧としても使われました。スピッツ系の犬やマスティフと血縁関係があるといわれています。中国の鎖国政策により、1800年頃までは門外不出の存在でしたが、18世紀後半にイギリスに輸出され、その後1920年頃から世界に名前が知られるようになりました。日本では1970年代にテレビコマーシャルに登場し、ブームが起こりました。

チャウチャウの性格

チャウチャウ 性格
チャウチャウは警戒心が強く、神経質な性格です。静かで大人しいとも言えますが、知らない人に突然触られたりすると攻撃的になることもあります。飼い主には懐きますが、あまり活発ではなく、周りの人に愛想を振りまくこともなく、マイペースですので「反応が薄い犬」と言われてしまうこともあるようです。

うたパパ
チャウチャウは見た目の可愛さと裏腹に、性格的に人懐っこい犬種ではないんですよね。
頑固なところもあり飼い主以外の人間にはなかなかなつかないと言われています。

チャウチャウの種類(色やタイプ)

チャウチャウの被毛の色は、ブラック、レッド、ブルー、フォーン、クリーム、ホワイトです。シェードが入ることもありますが、斑やパーティーカラーは、スタンダード(犬種標準)では許容されていません。

チャウチャウの値段・価格相場

チャウチャウ 価格
チャウチャウの子犬の販売価格は、25万円~35万円くらいで取引されることが多いようです。毛色によって価格が上下し、比較的数が多いレッドよりも、クリームの子犬の方が高値になりやすく、更に珍しいブルーやシェードのチャウチャウになると、40万円近い価格になることもあるようです。

チャウチャウのしつけのしやすさ

チャウチャウ しつけ
チャウチャウは超然とした性格で、とてもマイペースで頑固です。それ故しつけには時間がかかることが多いようです。しつけがしやすいとはいえませんが、根気よく、一貫したトレーニングを行えば、家庭犬として必要なルールはきちんと覚えることができます。

チャウチャウの寿命

チャウチャウの寿命は、平均的には8歳∼12歳くらいといわれています。他の中型犬と比較して寿命が極端に短かったり長かったりする個体が存在し、一時期のブームの際の無理なブリーディングによって、遺伝子異常が出ることがあるのが原因とされています。

チャウチャウの飼いやすさ

チャウチャウは、親しみやすいルックスでブームにもなった犬種ですが、マイペースでしつけも難しく、体温調整が苦手なため高温多湿な日本での飼育は易しいとは言い難い犬種かもしれません。さわやかな気候の地方で、犬の為に十分な時間を作ってあげられる飼い主さんに向いている犬種です。

チャウチャウのブラッシングや抜け毛などの処理

チャウチャウの被毛はダブルコートで、見た目の特徴にもなっているモコモコの毛並みをしています。できれば毎日、最低でも週に2~3回はブラッシングをして、被毛や皮膚を清潔に保ってあげましょう。

チャウチャウの散歩

チャウチャウ 散歩
チャウチャウは、時々「面倒くさがりや」と評されてしまうこともあり、散歩をあまり好まない犬種です。外を歩くくらいならば寝ていたい、といった様子ですが、太りやすい犬種でもありますので、毎日適度なお散歩は必要です。30分位の散歩を1日に2回は連れていきましょう。

チャウチャウの室内で飼うにあたって気になること

チャウチャウは高温多湿に弱いので、室内飼育に向いています。室内で飼育する場合には、エアコンで温度管理をきっちりしましょう。特に夏季は注意が必要です。股関節に異常が出ることが多いので、滑りにくい床にしたり、高いところから飛び降りたりしないような家具の配置にするとよいでしょう。

チャウチャウの子犬の時の大きさや体重

チャウチャウの子犬は350gくらいで誕生し、生後4か月頃には8kgくらいまで成長します。

チャウチャウの成犬の時の大きさや体重

チャウチャウの成犬のサイズは、体高46~56cm、体重20~32kgです。モコモコの被毛が大型犬並の大きさに見せますが、実際は中型犬サイズの犬種です。

チャウチャウの吠え声の大きさなど

チャウチャウは番犬としての歴史もある犬種ですので、知らない者に対しては吠えるという特徴があります。家庭でペットとして飼育する場合は、子犬の頃から社会化としつけをしっかりと施し、来訪者に対しては吠えなくてもよい、というように育ててあげましょう。

チャウチャウの餌について

チャウチャウ 餌
チャウチャウはあまり活発に動き回る犬種ではないため、運動の管理を適切に行わないと肥満になってしまうことが多いようです。運動の管理以外にも、フードやおやつも適切な量を守ったり、高栄養で低カロリーのものを選ぶようにしてしっかりと体重の管理をしてあげましょう。

チャウチャウのかかりやすい病気

チャウチャウは体温調整がうまくなく、熱中症にかかりやすい傾向です。夏季の温度管理はしっかりと行う必要があります。また、ボディに対して細めの脚をしており、股関節形成不全になりやすい体型ですので、散歩などの運動で筋肉をつけておくことが重要です。肥満も関節には負担になりますので、体重管理も適切にしましょう。被毛が厚いため、皮膚のトラブルも起こしやすいため、ブラッシングで綺麗に保ちましょう。犬の体調を舌の色でみることがありますが、チャウチャウの舌は元々青い色をしているのが特徴です。

チャウチャウってどんな犬?まとめ

チャウチャウ 画像
チャウチャウはモコモコの毛が特徴的で、可愛らしい見た目とは裏腹に、マイペースな頑固者、温度管理や体重管理にも注意が必要で、初心者向けとは言い難い犬種です。食用として用いられてきたのも、他の犬種にはないことで、独特の歴史を持っています。ペットとして迎え入れるなら、血統をよく確認して信頼できるブリーダーから購入し、子犬の頃からの社会化とトレーニングをきちんと行いましょう。

うたパパ
体系がコロコロしている割に、脚は小さく猫に似ているチャウチャウの見た目の可愛さはに、ファンも多い犬種だと思います。
昔、モンゴルや中国ではチャウチャウの肉はご馳走とされていたていたと言う話も聞いた事があり、とても衝撃を受けました。
今はどうなんでしょう?
ペットとして飼われている事を願ってしまいます。

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