トイプードルの性格・しつけ・飼いやすさは?値段相場はいくら?

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犬と猫とスキーが大好き。 ドッグトレーナー資格を持ち、 「犬の教科書をつくろう」の編集部員として執筆中!

トイプードルの概要・歴史

トイプードルの起源については諸説あり、実際のところはわからないことが多いのですが、フランスから世界中へ広まったようです。フランスの貴婦人たちが自分の犬を競って飾り立て、腕のよいトリマーは持て囃されたとか。このことでトイプードルはトリミングされた姿がスタンダード(犬種基準)となり、現在まで続いているのです。元々は水辺で働く猟犬。トリミングのスタイルになっているコンチネンタルクリップ等に見られる可愛い丸いポンポンも、犬の身体を水から守る、泳ぐ時邪魔にならない、等の意味があるんだそうですよ。

トイプードルの性格

現在は愛玩犬として世界中で愛されているトイプードルですが、元は猟犬だったこともあり、賢く従順、しつけはしやすいと言われています。また、活発ですので、飼い主さんと一緒に遊ぶのが大好きです。賢くて活発なだけあって、「ここには入らないで!」という意味で飼い主さんが設置した柵をあえなくクリア!なんてこともしばしば。でも賢い犬なので、きちんとしつければいいパートナーになりますよ。

トイプードルの種類(色やタイプ)

トイプードル基本的には単色(一色)で、ブラック、ホワイト、ブルー、グレー、ブラウン、アプリコット、クリーム、シルバー、シルバー・ベージュ、レッドなどの色があります。それぞれの色に濃淡がありますので、様々な毛色があり、個性は様々です。1800年代に描かれた「ビーチの上のパーティー・カラーのプードル」という絵画には、白黒模様のプードルが描かれていますが、実はこの絵のモデルはプードルではないかもしれないとか。パーディーカラーのプードルも可愛いことには違いありませんね。

トイプードルの値段・価格相場

ドッグショーでチャンピオンになった犬の子供や、人気のある毛色、性別等によって価格は変動しますが、一般的には10~20万円くらいの価格で販売されることが多いようです。現在人気があるのはレッドやアプリコットで、色の濃いものが好まれているため、値段もお高めになっているとか。また、マーキングの習性や性格から、オスよりもメスの方が人気の傾向にあり、価格も高めになっています。

トイプードルのしつけのしやすさ

もともと猟犬だっただけあって、しつけのしやすさには定評があります。とても賢い犬種なので、小さな子犬の頃からトレーニングすることができます。生後5か月頃までには、「待て」「座れ」「来い」の基本コマンドをマスターできるほど。遊ぶのが大好きなので、しつけに遊びを取り入れながら、楽しくしつけることができますね。

トイプードルのしつけに関しては、冨塚ドッグトレーナーのしつけアドバイスも参考になりますよ!
トイプードルの飼い主さんは必見ですよ。

トイプードルの寿命

一般的には12歳~15歳と言われています。生き物なので、一概にこうとは言えませんが、17歳とか19歳のおばあちゃんおじいちゃんプードルが元気にお散歩していたりします。年をとっても、それほど年を感じさせない姿は、活発なトイプードルならではなのかもしれません。

トイプードルの飼いやすさ

賢く従順、しつけがしやすいので、飼いやすい犬種だといえます。飼い主さんと一緒にいるのが大好きで、一緒に遊ぶのが大好きなので、一緒に過ごす時間をたくさん作ってあげられるとトイプードルは喜びますよ。

トイプードルのブラッシングや抜け毛などの処理

トイプードルの被毛は人間の髪の毛よりも抜けにくいという人もいるくらいで、抜け毛は少ない犬種といえます。とはいえ、細かくカールした被毛はからまりやすいという面もありますので、ブラッシングは欠かせません。短くカットすればからまりは予防できますが、ブラッシングはこまめにしてあげたいですね。

トイプードルの散歩

活発で飼い主さんと一緒に過ごすのが大好きなトイプードル。お散歩は大好きです。それぞれの個体の年齢や体力によって、理想的なお散歩時間は異なりますが、一般的には15分~30分程度のお散歩が必要だと言われています。小型犬だから少なくてもよいと考えずに、トイプードルそれぞれの体力に合わせて十分なお散歩時間を作ってあげたいですね。

トイプードルのトリミング

トイプードルはその歴史からみてもわかるように、トリミングが必要な犬種です。ひと月に一度程度はトリミングサロンに連れて行ってあげたいですね。とはいえ、カット代が人間の美容院代よりかかる!という飼い主さんの声も聞こえてきます。半月に一度ほど、ご自宅でのシャンプーをしてあげるといいですね。コンチネンタル・クリップのような複雑なカットでなければ、飼い主さんが自分でカットしてしまう、なんて手もあります。

トイプードルの室内で飼うにあたって気になること

身体のサイズ、賢さ、抜け毛の少なさ、等から、室内で飼うのに適した犬種です。もともとフランスの貴婦人に愛された愛玩犬ですから、お家の中で暮らすのがトイプードルの自然な姿なのかもしれません。活発で、吠えることもありますが、そこはしつけのしやすさで対応できますね。

トイプードルの子犬の時の大きさや体重

トイプードルは、生後3か月の子犬で2kgほどです。生後8か月頃には成犬と同じくらいの体重になります。

トイプードルの成犬の時の大きさや体重

トイプードルの成犬のサイズは、JKCのスタンダード(犬種標準)では体高(前足の先から首の付け根まで)28cm以下と決められており、一般的には24~28cmといわれています。体重に関する規定はJKCにはありませんが、2~4kgが多いようです。もちろん、足の長い子、ぽっちゃり体型の子、いろいろいますので、これを外れてしまったからトイプードルじゃない!というわけではありません。

トイプードルの吠え声の大きさなど

トイプードルは無駄吠えが少ない犬種といわれていますが、外の音やお客さんが来たときなど、興奮してしまったときや、遊びたいときや何かが欲しいときなど、飼い主さんに何かを要求したくて吠えることがあります。これも子犬のころからのしつけで軽減させることができますので、しっかりと教えてあげたいですね。

トイプードルの餌について

トイプードルの飼い主さんは、被毛の美しさや、涙やけを気にする方も多いのではないでしょうか。特に薄い毛色のトイプードルは涙やけに悩まされているケースも多いのでは?涙やけは、フードが原因になることが多いという獣医さんもいますね。そのあたりに対応したフードと、ワンちゃん自身の嗜好に合わせ、お気に入りのフードを選んであげたいですね。

トイプードルのかかりやすい病気

トイプードルは活発な犬種ですが、遺伝的にかかりやすい病気がいくつかあります。トイプードルがかかりやすいのは、目の病気(白内障や進行性網膜萎縮等)、股関節形成不全、膝蓋骨脱臼、てんかん、血液が凝固しにくくなるフォン・ウィルブランド病、心臓の僧帽弁閉鎖不全、大動脈と肺動脈を繋ぐ動脈管が閉じずに心臓に負担をかける動脈管開存症、等です。定期的な健康チェックをしてあげたいですね。

トイプードルってどんな犬?まとめ

トイプードルは賢く活発で人間好き。毎日のお散歩やお家での遊び、それにお出かけ、と一緒に過ごすと楽しいこと間違いなしです!初めて犬を飼う、という人にもおすすめできる、飼いやすい犬種です。

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