ダックスフンド・ミニチュアダックスの性格・しつけ・飼いやすさは?値段相場はいくら?

ABOUTこの記事をかいた人

犬と猫とスキーが大好き。 ドッグトレーナー資格を持ち、 「犬の教科書をつくろう」の編集部員として執筆中!

ダックスフンドの概要・歴史

ダックスフンドは、ドイツ原産で、キツネやカワウソ、アナグマ狩りで活躍していた犬種です。動物の巣穴に潜り込むために具合がよい、胴長短足の体型になりました。日本では愛玩犬として大人気の犬種ですが、本場ドイツでは現在も狩猟犬として活躍しているダックスフンドもいるようです。

ダックスフンドの性格

ダックスフンドの性格は、一般的には友好的、情熱的、辛抱強い、等の特徴はありますが、被毛のタイプによって違うともいわれています。ロングコートは穏やかで温厚な性格の持ち主で人気が高く、スムースコートは活発で気が強い面がありますが、遊び好きな性格です。

ワイヤーヘアはテリアの血を受け継いでいるので、好奇心旺盛で賢い半面、気が強く頑固で、知らない人や犬に吠えたてたりすることもあります。

うたパパ
ミニチュアダックスフンドの性格やしつけや飼いやすさなど、実際にミニチュアダックス飼い主さんにインタビューしました!

ダックスフンドの種類(色やタイプ)

ダックスフンドにはスタンダード、ミニチュア、カニンヘンと3つのサイズがあります。

日本で人気なのはミニチュアダックスフンドですが、最近は一番小さいカニンヘンダックスフンドの人気もじわじわと上がってきています。

ダックスフンドは被毛のタイプも、スムースヘア、ロングヘア、ワイヤーヘアと3種類あり、日本ではロングヘアが人気です。

毛色のバリエーションはとても豊富で、同じダックスフンドでも毛色が違うと全然違うイメージになるため、多頭飼いになる飼い主さんも多いですね。

ダックスフンドの値段・価格相場

ダックスフンドの価格は、だいたい15万~30万円前後です。

より小型であるほど人気が高く、スタンダードダックスよりもミニチュアダックスが、ミニチュアダックスよりもカニンヘンダックスが、より高値で取引される傾向にあるようです。

模様が縞のように出るダップルコートや、レアな毛色のダックスフンドも価格は高くなりがちです。

ダックスフンド・ミニチュアダックスのしつけのしやすさ

ダックスフンドは基本的に人なつこく、陽気で活発な犬種です。観察と状況判断が得意で、飼い主や家族の様子をよく観察して状況を理解しようとしています。

コミュニケーションをしっかりと取れるようにしていれば、的確な行動を取れるようになりますので、特にしつけに大きな苦労はないでしょう。

ダックスフンドの寿命

ダックスフンドの寿命は、12~16歳くらいと言われています。

全犬種の中では長いほうですが、小型犬の中では平均的な寿命です。

特徴的な体型から、腰に負担がかかりがちですので、健康寿命を延ばすためにも、日ごろからの健康管理が重要です。

ダックスフンドの飼いやすさ

生まれつきフレンドリーな性格で、よく人になつき、神経質だったり攻撃的だったりすることの少ない犬種で、空気を読み、飼い主の様子をよく観察する目を持っています。室内犬としても程よいサイズで、初心者の方にも飼いやすい犬種でしょう。

ダックスフンドのブラッシングや抜け毛などの処理

ダックスフンドは特別なトリミングが必要な犬種ではありませんので、月に1~2回ほどのシャンプーとグルーミングをしてあげればよいでしょう。

ロングコートのダックスフンドは、抜け毛や毛の絡まりも発生しますので、2、3日に1度はやさしくブラッシングをしてあげましょう。

長い被毛は、お手入れが必要な代りに、ライオンカットやモヒカン刈りなど、カットで色々できる楽しみがあります。

ダックスフンドの散歩

ダックスフンドは活発な犬種ですが、胴長短足の体型から、腰にかかる負担が大きいので、お散歩は長い時間を1日1回だけ、よりも、短い時間を1日数回に分けて行ってあげた方が負担は少なくてよいでしょう。

ダックスフンドの室内で飼うにあたって気になること

ダックスフンドは、体型的に腰に負担がかかりやすいので、室内でも床の滑り止めや、高い場所からジャンプして飛び降りたりしないよう、ソファなどの家具、階段等に注意が必要です。

年を取ってからではなく、若い頃から腰への負担は軽減してあげることが健康寿命を延ばしてあげることにつながります。

ダックスフンドの子犬の時の大きさや体重

ダックスフンドの子犬の体重は、ミニチュアダックスの場合、生後3か月で約2.5~3kg、生後4か月で3~3.5kgです。

生後6か月頃には4~4.5kgになり、ほぼ成犬と同じ位の体重になります。

ダックスフンドの成犬の時の大きさや体重

ダックスフンドのサイズは胸囲によって分かれます。スタンダードのダックスフンドは胸囲が35cm以上で、体重は9kg~12kg位です。

ミニチュアダックスフンドは生後15か月を経過した時点で胸囲が35cm、体重が4.5~4.8kg、カニンヘンダックスフンドは生後15か月を経過した時点で胸囲30cm以下、体重は3.2~3.5kgです。

ダックスフンドの吠え声の大きさなど

ダックスフンドはもともと狩猟犬ですので、身体のサイズの割には吠え声は大きい方かもしれません。

お家に来たお客様やお散歩中に出会うワンちゃんなど、外部からの刺激に対して吠える時は毅然と叱る、何かを要求して吠える時には完全に無視する、徹底したしつけでこの無駄吠えはある程度コントロールできます。

ダックスフンドの餌について

ダックスフンドは独特の体型から背骨にかかる負担が大きくなりがちなので、特に肥満には気を付けてあげたい犬種です。必要な栄養素が含まれながらも、カロリーは控えめのフードが適しています。

ダックスフンドのかかりやすい病気

ダックスフンドの特徴でもある胴長短足の体型は、運動不足が原因で筋肉が減ってしまうことによって背骨の支えが弱くなったり、肥満が原因で背骨を痛めてしまったりして椎間板ヘルニアになってしまう傾向があります。

散歩の仕方や室内環境に気を配ってあげましょう。

ダックスフンドってどんな犬?まとめ

ダックスフンドは元々は猟犬として活躍していましたが、現在では家庭でのコンパニオンドッグとして確固たる地位を築きました。

人気犬種ランキングでも常に上位にあり、ペットショップにはいつもパピーがいる人気者です。

人気犬種ならではの、無理な交配によって生じる問題も出てきていますので、適性なブリーダーやショップからの入手にこだわりたい犬種です。とはいえ、可愛らしい姿、ほどよいサイズと明るくフレンドリーな性格は、これからも初心者からマニアまで、愛される犬種であり続けるでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です