フレンチブルドッグの飼い方・しつけをドッグトレーナーがアドバイス!

ABOUTこの記事をかいた人

ドッグトレーナー 冨塚あすか&(編集:うたパパ)

千葉県船橋市を中心に、ドッグトレーナー・ペットシッターのBandeを立ち上げあ活動するかたわら、フリーのトレーナーとして、同じく船橋にある犬の総合施設(ホテル、学校、保育園)のスタッフとしても所属。 数年前から動物愛護先進国であるドイツの動物保護施設へ足を運び、現地のドッグトレーナーとも交流。長年の夢だったイギリスの牧羊犬競技会を見に行く事を2017年に実現。 「しつけにお困りかたはもちろん、特に困ってはいないけど、もっともっといろんな事を教えたい!という方も、お気軽にトレーニングをお申し付けください。」
ドッグトレーナー冨塚あすか
フレンチブルドッグはその名の通りフランス原産です。もともとの「ブルドッグ」は体高や体長こをそこまで大きくありませんが、体重は30kgもあります。そのブルドッグにパグやテリアを交配してフレンチブルドッグは作り出されたと言われています。そうして今の愛くるしいフレンチブルドッグになりました。

フレンチブルドッグは身体的特徴が大きな犬種の為、すでに飼っていらっしゃる方はよく飼い方について調べて気を付けていらっしゃる方が大多数かと思われますが、まだ「フレンチブルドッグってかわいいな」「飼ってみたいな」と思っていらっしゃる方には知っていただきたいことがたくさんありますので、改めて接し方やしつけの方法について見ていきましょう。

フレンチブルドッグの性格と特徴

フレンチブルドッグは人懐っこく明るい活発な性格

私がトレーナーとしてフレンチブルドッグのしつけに関わってきて強く言えることは、性格的に人と非常に仲が良い犬種であるということです。
フレンチブルドッグは、もともと明るく活発な性格で吠える声もあまる気にならない犬種として紹介されることが多く飼いやすい犬種の一つではありますが、とにかく人のことが大好きで、いつだって信頼してくれます。

それを象徴するように、色々な犬種の「噛み」についての悩みのご相談を受けたり実際のレッスンを実施しましたが、フレンチブルドッグに関しては「自分の手を噛んで困る」という相談はめったに受けません。

うたパパ
冨塚ドッグトレーナーが教えてくれた様に、フレブルの性格が明るくて活発というのは、我が家のうたを見ていても本当にそう思います。
うたは、お客さんが来ようが、マンションの火災報知器の点検の方が来ようが、すぐに仲良くなって甘えています。
もちろん、フレブルでもシャイな子はいると思いますし、一概には言えないと思いますが、
人懐っこく、興味奔放で活発というのが、わが家もうたを飼っていて思うフレンチブルドッグの性格です。

フレブル同士でも仲良く遊ぶ

また、フレンチブルドッグはフレンチブルドッグ同士で非常によく遊びます。体はスクエア型でがっちりしており小型犬の割に体重があるのが身体的特徴のひとつです、それによりほかの犬種とは少し違う走り方や呼吸などが現れるので、フレンチブルドッグ同士、うまがあうのですね。
フレンチブルドッグ同士が、目をまん丸くして笑顔で走り回る姿はとても楽しそうで幸せそうです。
元来遊び好きの彼らが本気を出して遊べぶのには、フレンチブルドッグ同士が一番いいのかもしれません。

うたパパ
フレブルの多頭飼いをしているケースは良く見ますが、
フレンチブルドッグは同じフレブル同士がウマが合うのですね^^
因みに、わが家もフレンチブルドッグの多頭飼いは本当はしてみたかったのですが、
うたが神経質なところがあるので、家族の話し合いの結果やめました。

フレンチブルドッグの日頃のケアやしつけの注意点

フレンチブルドッグの散歩時はハーネスを!

フレンチブルドッグは短頭種(たんとうしゅ)と呼ばれ、鼻がペチャっとしているのが特徴的で、頭と体がずん胴でがっしりしています。
その為お散歩につれていくときには、ゆるゆるの首輪では抜けてしまう危険性がある為、幅が太目でしっかりした首輪を利用するか、もしくはハーネスを着用してお散歩することをお勧め致します。
安全で楽しいお散歩ができるようワクチンが全て終わるまでにしっかり準備しておきましょう。

うたパパ
フレブルが散歩中に首輪が外れて暴走してしまい、行方不明になってしまったという話はフレブルを飼っている方のブログでもたまに報告されています。
わが家のうたもハーネスをつけてガッチリと固定した状態で散歩をさせています。
フレンチブルドッグはパワフルなので、散歩中もグイグイと引っ張られます。
首輪だと犬の首への負担も大きくなるので、負担軽減という意味でもハーネスを着用する事をおすすめだと思います。

フレンチブルドッグは抜け毛は多いが手入れはしやすい犬種

フレンチブルドッグの被毛はよく抜けはしますがとても短くお手入れはしやすいです。
愛らしい姿ゆえの弊害と言えば、顔のしわです。顔のしわのお手入れを数日さぼっただけで汚れがたまりやすく、放っておくと臭いやかぶれの原因になります。清潔で柔らかい布で定期的にふき取ってあげましょう。
このお手入れを嫌がるようになってしまったら、正しいケアができなくなってしまうので、仔犬の頃から飼うことができた場合には、家に来てすぐの頃から口回りや顔周りを触ることに抵抗がなくなるようよく触るようにしておきましょう。

フレンチブルドッグは目に傷がつきやすい点も注意が必要

フレンチブルドッグの目は、ほかの犬種と比べると顔の構造上傷つきやすく、遊びに夢中になっていると犬自身が気が付かない間に、遊び相手の犬の爪や、植物などで傷つくことがよくあります。
ドッグランや自然の中で遊んだあとには、目をショボショボしていないか、注意深く見てあげましょう。

うたパパ
実は、うたをペットショップで買う前に、眼球に傷がある事を事前に聴きました。
生まれたばかりでブリーダーさんのところにいた頃、何かの拍子に眼球に傷がついてしまったんだそうです。

フレブルは、目が大きく少し前に飛び出しているので、散歩の時に木の枝に擦れたり、
壁にぶつかったりで眼球に傷が付きやすいのだそうです。
散歩時は、なるべく木の枝のある場所には近づけない様に注意をしています。

フレンチブルドッグの様な短頭種は興奮による呼吸の乱れと暑さ対策には十分注意を!

一番は短頭種の弊害である「呼吸が乱れやすい」ということに注意が必要です。
鼻での呼吸がしにくく普段から呼吸数がほかの犬種より多い傾向にあります。

そのため、極度の暑さ・極度の興奮・極度の緊張は命の危険を伴います。
こういった、犬にとって良くない環境はどんな犬種にも危険なことは明らかなのですが、フレンチブルドッグの場合は危険な状態になってしまうまでの時間が短く、一度呼吸が乱れて極限まで行ってしまうと安定した状態に戻りにくいので命を脅かすことになってしまうのです。

少し例を挙げてみましょう。
気温が高い日にドッグランなどに連れていき、仲の良い犬たちと出会い、遊びに夢中になっているときは、飼い主さんが犬をよく観察してあげて、興奮がずっと続くような状況になった場合には、休ませてあげることが大切です。
余裕を持った状態で呼んだらすぐに戻ってくるような練習を普段からしていれば、こういった健康リスクにも対処できるようにもなります。

短頭種のフレンチブルドッグは飛行機での輸送は断られる

もうひとつ種類の違う例を挙げてみましょう。
近年では航空会社は飛行機にペットを乗せられるサービスが充実してきています。値段や規定は航空会社によってだいぶことなりますが、旅行や引っ越しでも安心して犬と移動できる条件がどんどん整いつつあります。
しかし、日本の航空会社ではフレンチブルドッグの輸送は原則できないというルールがあります。
やはり上記で挙げた呼吸に関する危険性から預かるにはリスクは大きすぎるから、ということです。トレーナーは犬をイギリスから輸入し、ドイツと日本の往復も犬としたことがあります。
そのときやはり「犬が死ぬ可能性があることへの同意」を目的に規約にサインをしました。でもそれはあくまで健康リスクの少ない健康な犬の場合でのこと。老犬の場合も輸送は不可能ではないですが飼い主さんの判断が多いところ。
フレンチブルドッグは例外です。仔犬でも健康であっても、犬種の大きな特性上輸送は断られます。
ですから、海外へ移住する予定のある方や、海外転勤の可能性が高い方は、フレンチブルドッグが大好きでも、離れ離れにならざるを得ない可能性がありますので、注意するべきでしょう。

うたパパ
余談になりますが、
フレブルのブリーダーさんは、実は沖縄にたくさんいらっしゃるのだそうです。
でも、他の犬種と違いフレブルは呼吸の問題から飛行機での移動ができない為、関東圏に運ぶ事が難しく数があまり出回らないのだと言います。
東京都内で、手足が短く、顔立ちが良いフレンチブルドッグを手に入れるとなると価格が高騰してしまうのは、そういう理由があるとペットショップの店員さんが教えてくれました。

フレンチブルドッグのよくあるしつけの相談とアドバイス@ドッグトレーナー体験談

冒頭で「人を噛んでしまって危険だ」というしつけの相談を受けたことがあまりないと申し上げましたが、実は「犬に対して興奮してしまう、襲ったことがある」という相談はよく受けます。
遊んでいたかと思ったらいきなり興奮して吠えかかったり、相性が悪いと判断した犬は猪突猛進で走っておいかけたりするところをたくさん目にしたことがあります。

実はフレンチブルドッグは尻尾が非常に短く他の犬種に比べると、その子の意志や感情が伝わりにくいのではないかと考えられています。それは、ミニチュアピンシャーやウェルシュコーギーなど、昔からの習慣で断尾(だんび)を行う犬種にも言えることです。

犬は嬉しいときや興奮しているとき(楽しいときも警戒のときも同様、興奮の部類に入ります)、尻尾を立てて振ります。

振ることまではしなくても、ある程度ご機嫌のときや、何かに注目して気を張っているときも尻尾を立てます。

落ち着いているときにはダラーンと下に下げ、服従心があるときには下に下げたまましっぽを細かく降ります。

そしてよく知られていることですが、恐怖心があるときには尻尾を後ろ脚の間に入れ込み自分の体を小さく見せます。

このように尻尾は犬同士の大事なコミュニケーションツールであるため、尻尾が短すぎると、気持ちがうまく伝わっていない可能性があるようです。

自分は伝えたいけど伝わらない、相手も理解してあげたいけど少しわかりにくい、、、
そんな犬同士の会話が、もしかしたらされているとしたら、やられる前に先手必勝!と噛みにいってしまったり、端っこに引きこもったところに他の犬たちが興味津々で近寄り、近寄られたフレンチブルドッグの方が恐怖を感じて守るために噛んだりすることがあるのでしょう。

でもフレンチブルドッグには、コウモリ耳と呼ばれる立派な耳があり、尻尾の次(もしくは同じくらい)に感情を荒らす大事なツールです。
ですから、飼い主さんが耳で読み取れる感情を理解してあげて、攻撃に転じる前に注意深く見守ってあげることが、他の犬種に対する噛みを抑制する第一歩となります。

アンテナの役割をする耳は、ピンと立てているときには、その先にボールだったり、オヤツだったり、大好きな飼い主さんだったり、攻撃したい相手だったり、、、耳が向いている先に「注目したい」ものがありますので、何を見ているのか注意深く観察しましょう。

散歩中耳が後ろに倒れているときは、飼い主さんは大体、横か後ろにいると思いますので、その飼い主さんに注意を向けている証拠です。よくコミュニケーションが取れていると思って良いですね、自信を持ちましょう。逆に、ずっとそういう状態だったのに、いきなり前に耳を向けてピンと立て始めたら、その先に興奮する要因があるはずなので、注意しましょう。

ドッグランなどで、お互いの匂いを嗅いだり、顔を向き合わせて挨拶をしているとき、耳がペタッと倒れていたり、口を開けて柔らかい表情をしているときは、フレンチブルドッグ側には攻撃する気が無いと判断できますので、安心してみていられます。

沢山注意すべきことがあり大変ですよね。ですから、普段からマテやオイデを中心に、飼い主さんご自身との信頼関係を深め、トラブルが起こる前に回避できるように準備をしてあげましょう。
また、今では増えてきているパピー教室や犬の保育園などを有効活用し、犬自身がコミュニケーションを勉強できる・社会化ができる場所へ積極的に連れて行ってみましょう。

他の犬に攻撃をしてしまってからでは取り返しがつかないこともあります。
多くの飼い主さんが、自由に遊ばせてあげたいときっと思っているでしょう。
しかし「自由」にはリスクが伴いますから、抑えが聞かない場合はいった「自由にすること」を最優先するのはお休みし、リードは放さず、犬がいない場所を選んで飼い主さんが一緒に遊んであげたりオモチャを使ったり、仲が良いことがわかっているお友達の犬だけで遊ばせたりと、他のことで満たしてあげるようにしましょう。
でも自由に遊ばせることもひとつの目標として、ドッグトレーナーなどの専門家に相談してみることもひとつの手段して念頭においてみてはいかがでしょうか。

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ドッグトレーナー 冨塚あすか&(編集:うたパパ)

千葉県船橋市を中心に、ドッグトレーナー・ペットシッターのBandeを立ち上げあ活動するかたわら、フリーのトレーナーとして、同じく船橋にある犬の総合施設(ホテル、学校、保育園)のスタッフとしても所属。 数年前から動物愛護先進国であるドイツの動物保護施設へ足を運び、現地のドッグトレーナーとも交流。長年の夢だったイギリスの牧羊犬競技会を見に行く事を2017年に実現。 「しつけにお困りかたはもちろん、特に困ってはいないけど、もっともっといろんな事を教えたい!という方も、お気軽にトレーニングをお申し付けください。」